2013年6月7日金曜日

変わらないと思っていたのだ、たぶん

パソコンを修理に出してしまったので、家の机はがらんとしている。
大学に入ったときに、買ってもらったパソコン。丸四年使って、画面がだめになってしまった。
重いから、せっかくだしもっと軽くて持ち運びやすいやつに買い換えたいなあと思って電気屋さんに行ったけど、パソコンって高いのね。
ネットで見てもよくわからないからお店に行ってみたけれど、行っただけでなんだか疲れてしまった。
とりあえず、直るかわからないけれど、修理に出すことにした。
壊れたままのパソコンが部屋にあるときは、何で壊れちゃったの!課題できないよ!もう!という気持ちでいたけれど、今は、無いから何とかしよう、という気持ちで過ごしている。

キーボードをたたいているとふしぎなもので、頭でうんうん考えることなしに、指が動いていく気がする。
デスクトップのキーボードは、厚みがあるからどうしてもミスタイプが多くなって、それもまた、なお。



どうでもいいことが書きたくて、でもそれはうまくいかない。
わたしは、言葉を信じきっていたのだなあ、と思う。
言葉は誰かの心に響くと思っていたし、誰かを動かせるかもしれないとも思っていた。
その誰か、は、書く前の瞬間の自分かもしれないし、将来の自分かもしれないし、別の誰かかもしれない。
今もその気持ちは変わらない。
でも、今の自分の言葉は、ぽわんとしている。
ふわふわ浮かんで、自分にはね返ってくることもなくて、ただ消えていってしまう気がする。

それは、名づけることのできない、どうしようもない気持ちに、支配されているからかもしれない。
支配、なんてつよい言葉をつかってしまうくらいに。


誰かに話したいと思いながらも、土足でずかずか踏み込まれることがいちばん嫌だ。
自分が傷つかないように、とても慎重に、何事もなかったふりをする。している、つもり。
だから、今なら大丈夫、と思ったら、ばーんと全体重を預けて飛び込んでしまう。
ごめんね、ありがとう。


変わらないと思っていたのだ、たぶん。
いつかはそうなるってどこかでわかっていたけれど、こんなに早いと思わなかった。
どうしてどうして、と考えることもある。考えてばかりいる。それは何の役にも立たないってことも知っている。
でも、だからといって、なかったことにはできない。
役に立つとか利益とか、そういう問題じゃない。実際に計れないものなんて、いくらだってあるのだ。
今ここにある、ということ。たしかにそこにあった、ということ。それを大事にする。守る。


今は、とにかく、毎日きちんと食べて、きちんと眠って、日々を過ごしていくこと。
自分の気持ちがわからなくなるまで、嘘を重ねないこと。
たまに散歩をして、ああ今日もいい天気だな、と思う感覚を忘れないこと。


それから、それから。