2013年10月15日火曜日

たくさんの花がひらく

台風が近づいていますね。
雨戸を閉めていても、ばりばりと風の音が聞こえる。
明日の朝はどうなるのでしょうか。
お仕事の皆さん、どうか気をつけて。できればお休みになると良いのですが、そうも言ってられない人もたくさんいますよね。きっと。
わたしは午後から授業なのですが、どうなることやら。

本当は、映画を観たりDVDを観たりだらだらと本を読んだりしたいのに、なかなか時間がうまく使えないのが悩み。
TSUTAYAも近くにないので、借りに行くのもおっくうになっている。

2年前に、期限付きでひとり暮らしをしていたときは、近くにレンタルショップがあったので、毎週DVDを借りて見ていた。
たしか、オレンジデイズを延々と見返していた気がする。
「僕が君を音の闇の中から救う」
っていう手話表現がすごくよかったなあ、というのを今でも覚えている。
手話の文法事項表現云々ということは勉強不足でわかっていないところもあるけれど、登場人物それぞれのキャラクターに表現が合っていたと思う。
櫂くん(妻夫木聡)の表現は、いつもやさしかった。
特に、「救う」のときの、引き寄せかたが、やさしい。


わたしは手話を少しだけやっていて(という表現もなんだか変ですが)
何となくいろんなことを考えながら、手話に関する作品を見ている。
ツイッターで見つけたこの短歌もそのひとつ。

新という手話は花咲くさまに似て旅立つ君は振りかえらない(Tetsu)
(「短歌×写真のフリーペーパー「うたらば」ブログパーツ第43回 テーマ「別」

「新しい」という手話は、両手をそれぞれつぼめたところから、ぱっと開いて表す。
それを「花咲くさま」と表現したところもすてきだし、後半が「旅立つ君は振りかえらない」と着地したところも、すごい!そうくるか!という感じ。
それから、「新しい」の表現と「おめでとう」「祝う」という表現は似ている。
思い返してみると、卒業や旅立ちのときに、「新」「おめでとう」という表現は必ずと言っていいほど使われる。
卒業おめでとう、新しい場所でも頑張ってね、というときに、たくさんの花がひらくと思うと、何とも言えない気持ちになる。
うれしくて、すこしせつない。


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